記入がなされた40家計における所帯状態をみると、3、4人家族が最も多く、女子の占める割合は44.5%です。
また夫婦世帯の割合が最も大であり・いわゆる核家族が多数を占めています。
これもまた、工業都市型家族構成の特徴を有していた月島特有の家族構成といえるでしょう。
所帯主の職業は、機械製作工場の職工が52.5%と最高で、造船所職工が35%とそれについでいます。
所帯主の妻で機械工場の職工を本業としている者は唯1人で、他の39人は家庭にいるのです。
つまり、家庭にいるために、家計簿を記入できたということもいえますが、権田はあえて指摘はしていません。
しかし、副業をするものは10名おり、そのうち1名は養鶏を営んでいます。
他の9名は和服裁縫業です。
子どもたちは全て無業です。
また所帯主の父親1名は造船所職工で、二家族が鍛冶職を自営しそのうち一家族は従兄及び弟子2名がいるのです。